鉄道好き必見?!オススメの「乗り得列車」をご紹介します!第2弾!!新快速の起源??新快速ってそもそも何??【親子向け】【鉄道ファン】【電車オタク】
かなり間隔があいてしまい申し訳ないです。大事な試験が終わりましたのでようやくこうして記事をかけているわけですが。
北海道ではそろそろ朝晩かなり少々冷え込むようになってきまして、木の葉も紅になり始めていて。あぁ…もう秋か。なんて思っております。どうもしののめです。
風邪ひかないのが今年度の目標です。まぁ多分無理ですが( ;∀;)
さて、今回も前回に引き続き、僕が今まで乗ってきた列車の中でも乗り得だと思う列車、オススメだと感じた列車を2つずつ、全3回にかけてご紹介する企画というか、まぁそんな感じですが。今回は2回目になります。
早速1つ目の列車に行きましょう。
いややややややや北海道かよ?! と思われた方、申し訳ないですが全国から選ぶ予定でしたので、ご了承くださいww
快速エアポート号、千歳線系統のJRの列車の中で一番乗車率の高い列車だと思います。
1988年の新千歳空港の開港とあわせて、札幌近郊と新千歳空港を高速で結ぶのを目的として走り始めた列車がエアポート号です。列車としての歴史は浅い方ですが、立派な役目ですよね。
運行形態は新千歳空港~札幌が基本で、その区間で折り返し運転をしている列車のほか、手稲・小樽まで直通で足を伸ばすものもあれば、朝晩は石狩当別方面へ直通する列車もあり、種別変更もありでなかなか複雑な運転をしています。(新千歳空港~札幌間快速、札幌から小樽まで普通列車という列車も終日存在します。)
1日に148本もの快速列車が新千歳空港~札幌を往復しています。コロナもあってしばらく減便してたけど
使用車両は、JR北海道オリジナルの車両、721系と733系で、共通運用が組まれています。721系は1988年~、733系は2012年から導入され始めた車両で、2018年製造の車も運用に入っているのを確認しています。721系の方が若干古いです。内装のくたびれ具合のせいで、どうしても古臭さは感じてしまいますが、733系はUシート以外オールロングシートなうえに、デッキがありません。真冬に乗っていると、ドアが開閉した時にちょっと寒いかなーって思います。
721系はデッキがあるし、座席はすべて転換クロスシートなので、僕個人としては721系の方が好きですねwww
最高速度は120km/hで、2020年改正の新千歳空港~札幌間の表定速度(1時間当たり進む速度)は75.5km/hをマーク。名鉄の特急と同じくらいの速さです。乗ってると速度計が100km/h下回ることの方が少ないので、本当にえげつない走りをします。
さて、一通りエアポートについて説明しましたが、この列車、座席が埋まるほどの混雑は日常茶飯事なんですよね。休日日中などは札幌に行こうとする客でまぁまぁ人が乗ります。東京の混雑と比べると天と地の違いなんですけどね
そうすると、「たまたま新千歳空港から直で小樽まで行きたい」っていうことがあった場合に、座れず1時間以上も立って行かなきゃいけません。
そういう時に重宝するのが、「Uシート」です
内地の人にとって、「uシート」って聞きなれない単語ですよね。どうやら、JR北海道としては「グリーン車ほどじゃないんだけど、普通車よりもちょっとくつろげる車両」って言うのをコンセプトに営業をしているようです。
「『余裕』の旅を『あなた (you)』のためにご用意しました」というキャッチフレーズで始まったサービスのようですが、よほど好評を博しているのか、現在では特急「すずらん」や「スーパーカムイ」にも連結されています。すごい事ですね。快速エアポートには4号車に連結されています。
車内設備はと言うと確かにワンランク上の設備となっていて、快速エアポート用の編成では、リクライニングシートで、シートピッチも広めにとられており、座席の幅も広めに作られています。古い方、721系の座席の方が若干陳腐なように見受けられましたが、733系であれば、特急列車の普通席並みの座席となっています。
(721系のuシート、シートピッチの様子↓)
特急すずらん、スーパーカムイ用車両のuシートに乗ったことはないんですが、そちらも同様、幅広座席、シートピッチ拡大は当たり前、大型テーブル、PC用コンセント、チケットホルダーなども装備されており、特急列車グリーン座席並みの設備の車両に普通特急列車指定券を別に購入するだけで乗ることができます。
話がそれました。快速エアポートのuシートの料金についてなんですが、これは一律で追加指定料金530円となっています。
どこからどこまで乗っても530円を追加で払うだけで乗ることができるわけです。乗り得すぎますよね。
ただ小さな注意点が一つあって、IC対応の指定サービスになっていないので、乗ろうと思ったら必ず駅の指定席券売機か窓口で、uシート指定券を購入する必要があります。
ただそれでも、座って移動できることのメリットは計り知れないものがあると思いますので、是非北海道へ旅行される際は快速エアポートのUシートに乗ってみてください。
札幌までは30分程度、小樽までは空港から1時間程度で行けちゃいます。
はい、おなじみの京阪神新快速です。乗ったことがある方も多いんじゃないかと思うのですが、あえて僕がオススメするのは乗りとおす乗り方です。
そもそも「新快速」って何ぞやって思いませんか?
起源は東海道本線開通時にまでさかのぼります。東海道本線関西地区が一部電化された、1934年にはすでに、緩急分離(複々線とし、内側線で各駅停車を運行し、外側線で特急や急行などの優等列車を運転するやり方)を行っていました。
そして、米原~姫路間が完全に電化完了する1年前、1957年には外側線を走る中距離速達列車を「快速」としました。戦後12年目にして、早くも今の運行スタイルに近いものを作ってしまっていたわけです。それだけ、当時から京阪神地区は人の行き来が盛んな地域だったことがうかがえますね。
そして、1970年の大阪万博終了後さらなる京阪神の輸送需要の高まりにこたえる形で、従来から運行されてきた「快速」からさらに停車駅を絞る形で、「新快速」
が登場しました。運転区間は京都~西明石で、停車駅は大阪、三ノ宮、明石のみで、運転本数は1時間に1本、6往復のみの運転でした。
それでも、急行型電車を投入したりすることで速達性をさらに向上させ、区間所要時間が特急よりも速かったせいで、国鉄本社から新快速のダイヤ管理をしていた大阪鉄道管理局に対して、新快速のダイヤ見直しを求めるといったこともあったようですww
現在ではさらに運転区間が拡大され、京都~姫路間に加え、西側は赤穂線の播州赤穂、東はJR西日本の端の米原、北は湖西線経由で福井県の敦賀まで運転されています。
また、運転間隔は15分に1本、1時間あたり4本体制となり、原則全列車12両編成での運転、最高速度も130km/hに引き上げられました。
特急列車は新快速と同じ所要時間になるようダイヤ設定がなされ、新快速の間に割って入って走っているようです。
京都~大阪は28分、大阪~三ノ宮は21分の所要時間となっています。
使用される車両は、223系(1000番台、2000番台)と、その後継225系(0番台、100番台)で、ほぼ共通の運用が組まれています。
両者ともに転換クロスシートで座席もしっかりしており、長距離座っていても平気だし、とても素晴らしい車だと思います。
前の座席との間隔もそこそこあるので、混んでいる状態でなければ簡単な軽食を済ませることもできるかな~といった感じの列車になります。
225系に去年初めて乗った際、車内でニュースを見られるのに驚きました。
最近では座席指定サービス、「Aシート」というものも始まっています。
運転本数は1日当たり2往復とそこまで多くは無いですが、12両編成のうち9号車に専用車両を連結し、特別料金500円を別で支払うことで、特急列車並みの座席に座ることができます。
やはり普段から混むことも多いですから、素直に嬉しいですよね。しかも、どこまで乗っても追加料金はプラス500円なわけですから。長距離乗れば乗るほどお得です。
まさに18きっぱー御用達列車ですよね
新快速は本当にいろいろな楽しみ方をできる列車だと思っています。
京都、神戸など観光に行くのに使ってよし、18きっぱーで乗り通すもよし、都市間をお金をかけずに早く移動するのによし。
是非皆さんもこの歴史ある快速電車に揺られて、関西へお出かけしてみてはいかがでしょうか(終)
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
過去記事もよろしくお願いいたします。
鉄道好き必見?!オススメの「乗り得列車」をご紹介します!ラブライブの聖地にも行ける?!【親子向け】【鉄道ファン】【電車オタク】
こんにちは。しののめです。
前回の更新から一か月近く経ってしまい、申し訳なく思っております今日この頃ですが、めちゃくちゃ多忙な中でも7月に受けた国家試験のペーパー項目が無事パスしていたりで、ちょこちょこ嬉しい報告があったり、様々な達成感を感じられる場面も増えてきてイキイキとしております(^^♪
ここのところ飛行機ばかりで鉄道の話全然してなかったので、ふと思い出したように鉄道の話を書こうと思うのですが、このブログでも様々な列車に触れてきたので、それ以前に乗った列車も含めて、僕がオススメする乗り得列車・是非乗ってほしい列車を今回はとりあえず2つご紹介しようと思います。
こういった記事は勿体ぶっても全く面白くならないので、早速本題に移っていこうと思います。
ひとつめ。
当ブログでも1回ご紹介しました。東京都心・近郊区間では毎日終日普通列車に連結されている、「普通列車グリーン車」というのをご存じでしょうか??
東京特定区間の電車っていつ乗っても混むんですよね。必然的に立って乗ることが多くなるかなと思うんですが、時たま長距離移動する用事ができた…って言う場合に、狭いシートに座っていったり、立ったまま移動するのって辛いですよね。そんな時に安く快適に移動できるのが普通列車グリーンの強みかなと思っています。
googleマップでラインを引いてみました。
これは何の図だと思いますか??
こんなに広いということを知ってる方、鉄オタならまだしも、なかなかいないんじゃないかなぁと思います汗汗w
簡単にご説明すると、3系統の路線において運転されていることになります。
①上野東京ライン・湘南新宿ライン系統(黒磯・前橋~沼津・伊東)
③総武快速線・横須賀線系統(成田空港・成東・上総一ノ宮・君津~久里浜)
適当に引いたラインですが、全部合計すると791kmになりました。末端区間になるとグリーン車を連結している列車の本数が少なかったりしない事も無いですが、ほぼ終日800kmに迫る区間・範囲においてグリーン車による着席サービスが行われているということですね。
料金形態は移動距離50kmを超えるかどうかが境目になります。
営業キロ | 事前料金 | 車内料金 | ||
---|---|---|---|---|
平日 | ホリデー | 平日 | ホリデー | |
50kmまで | 780円 | 580円 | 1,040円 | 840円 |
51km以上 | 1,000円 | 800円 | 1,260円 | 1,060円 |
事前料金はみどりの窓口・ホーム上のグリーン券売機でIC乗車券を購入した場合の運賃
車内料金は何も準備せず、車内のICリーダーにいきなりICカードをタッチした場合の金額になります。乗る場合は事前にグリーン券を買っておくことを強くお勧めします。
51km以上にはそれ以上料金が加算されませんから、長距離乗れば乗るほどお得になっていく仕組みです。ホリデー料金の方が安いですよね。土日祝は安く乗ることができます。
普通列車グリーンはすべて自由席になります。
みどりの窓口・指定席券売機でグリーン券を購入した場合は、乗車後アテンダントにグリーン券を見せます。ホーム上券売機で購入した場合、手持ちのSuicaなどにグリーン券情報が入りますので、任意の座席上の赤色のランプがついているICカードリーダーにカードをタッチ。緑のランプが次いで点灯すればOKです。
大体僕は70kmを目安にグリーン車を利用するかどうか考えるようにしています。
東京からであれば湘南の茅ケ崎とか、茨城の土浦、成田空港、栃木の小山、埼玉県の熊谷以北くらいでしょうか
車内は概ね広々と作られています。その中でも広いのが、車端部の空間にある1階建て部分の座席と、2階席です。
普通列車グリーン車で行けるオススメスポットについてですが、東京駅から1時間半ほど。JR東海道本線の根府川駅という場所がとても雰囲気の良い場所で、オススメです。
かの有名アニメ、「ラブライブ!」の劇中にも登場する駅で、夕方などは本当にしんみりしたような雰囲気になります。
駅はすでに無人駅となっていて、15両編成の電車でやって来たのにとても田舎に来てしまったような感覚を味わえます。都会の喧騒から離れ、波が打ち寄せる音だけがある、ゆっくりとした時の流れを満喫できるのが乙なもんです。
駅の周り本当に何もないですが、列車本数もそこそこあるので飽きたらすぐに帰れます。「ただのんびりしたい」って言う時は是非訪れてみてください。
こちらは当ブログ初出になります。
1997年、上越新幹線越後湯沢駅から北陸方面への速達を目的として、国鉄が計画して一度はポシャった高規格路線計画を再び実行。新潟県が50%を出資、その路線周辺自治体が残りを負担して第三セクターの路線として開業したのが北越急行ほくほく線、六日町~犀潟59.5kmの路線です。
開業当時は越後湯沢駅で上越新幹線と接続する特急「はくたか」をほくほく線経由、越後の山をまっすぐ貫くため路線の7割はトンネルという直線がちな線路を生かし、線内最高速度160km/hで運転。東京~北陸地方を結ぶ最速鉄道輸送ルートだったこともあり大儲け。2000年代の営業指数(100円を稼ぐのにいくらかかるか)は70程を常にマーク。毎年数億円の黒字を出し続け、第三セクターの鉄道会社としてトップの業績を出しました。
しかし、2015年の北陸新幹線金沢延伸によって特急はくたかが廃止に。それまでの9割の収益を失ってしまい、初めての赤字に転落。
現在は積み立てた資産を切り崩してやっているようです。
なんとか赤字を小さくして、切り崩す資産を小さくするためにいろいろな取り組みをしている所がまた、大好きな鉄道会社なのですが、その中でも特徴的なのがこちら。
HK100形車両を改造した特別車両、「ゆめぞら」です。
なんだ、普通の電車じゃん
って思ったそこのアナタ。まだそう思うのは早いですよ
ほくほく線の7割はトンネルですよね。そこに目を付けた北越急行さん、ガッチリでした。
すっっっっっっっごいと思いませんか?!?!?!
トンネル内で照明を消し、プロジェクターで映像を上映してます。
上映日は毎週日曜日だそうです。
しかもこの電車、特別料金一切いらないんです。普通乗車券だけでオッケーです。
上映映像にも種類があり、飽きないような仕様になっています。
長いトンネルを通る路線でも楽しく旅を行えるのがこの電車の魅力だと思います
超快速「スノーラビット」で越後湯沢~直江津最速1時間の列車旅を是非楽しんでみてください。
またこの会社、面白い事他にもやっていて、
上の列車 超快速「スノーラビット」があれば、超低速「スノータートル(カメ)」があってもいいだろうというアイデアがどこから出てきたのか知らないですが、実際にやってしまいました。
実際、普通列車でも1時間かからず通り抜けてしまうほくほく線内を4時間かけて運行する団体臨時列車も運転されましたw
北越急行には魅力がたくさんなので、是非親子で楽しんでほしいですね。
北越急行の沿線ですが、ところてん・コシヒカリなど様々な名産品・グルメがありますが今回はその中から一つ「へぎそば」をご紹介させていただきます。
見た目全然普通のお蕎麦なんですが、つなぎに小麦粉ではなく布海苔(ふのり)を使用しているので、運ばれてくるとフワッと海藻の磯っぽい香りと、つるっとした独特の食感が特徴で、食がどんどん進みます。
ほくほく線沿線の魚沼地方ではワサビが取れなかったこともあり、薬味はカラシ、ネギで食べるのが大昔のスタイルなんだそうですが、現在はワサビも選択できるようです。
僕はあまりカラシが得意ではないんですが、布海苔の香りとカラシがいい感じに合わさって、全然アリな組み合わせでした。
是非訪れた際は食してみてくださいな。
(終)
過去記事もぜひよろしくお願いします
翼端に付いてる板って何のため?機体重量が増えるのに燃費が良くなる?!飛行機が飛ぶ原理と、ちょっと気になる翼端の秘密と仕組み ~航空機解説シリーズ~
こんにちは、しののめです。
今年、早くも後半戦に入りまして、カレンダー見て実感がわきました。
やること多すぎてあっという間に都市が終わりそうですが汗汗
さて、今回はTwitterで聞いてみた結果についての記事です。
翼端のコレ、名称と役割知ってる方どのくらいいる?? pic.twitter.com/ZnUlbH75Xz
— しののめ✈ (@shinonomeDIVA) 2020年7月26日
上
— しののめ✈ (@shinonomeDIVA) 2020年7月26日
とまぁこんな感じのようで、飛行機マニア少な目の僕の周りではわからないのも無理はないと思ったのですが、航空ファンの方々にもちょっとコアな内容に目を向けてほしいと思い、記事を書こうと思いました。
改めて問います。翼端で立ってる板、なんだと思いますか??
なんか翼端が上向いてますよね。
答えは……………カッコつけ?
違いますw
正解は、 ウィングレット というものです。
ウィングレットなんて名称までついてて、何のためにこんな事やっているのかと言いますと…
燃費が向上します
え?????翼端に板くっ付けるだけで?って思いますよね。
まぁ、大幅な削減になるかといわれるとそうでもないし、これが全てというわけでは無いですが、燃費をよくするための数多くある策のうちの1つと考えてもらえればと思います。
これを理解するにはまず、飛行機が飛ぶ仕組みについて簡単に知ってもらう必要があります。
(この後少し学術的な話をするので、苦手な方は下の大文字、太字まで飛んでください)
もっとも一般的なのは「ベルヌーイの定理」を用いて説明する方法です。多分有識者の方は皆これで説明始めると思いますw
1738年にスイスの物理学者、ベルヌーイさんが発見した定理はこんな感じ
P=1/2ρV^2+ρgz=一定
簡単に説明すると、
流体の速度が上がると圧力は下がりますよ
流体の速度が下がると圧力は上がりますよ
ということです。
ちょっと物理学に通じる方はピンと来たかもしれません。
飛行機はエンジンによる推進力で進みますから、翼に当たる空気流は流体として考えてよいってことです。
やっと翼の形が出てきました。
そのうえでマグヌス効果という考え方を参考にするとこんな結論が出てきます。
翼上面と翼下面を流れる空気流には速度差があります。
上面の方が速く空気が流れ、下面の方が遅く空気が流れるのです。
→翼上面と下面の間に圧力差が生じ、その圧力は翼上面の方が低くなります。
物体というのは圧力の低い方に吸い寄せられますから…
つまり、(おまたせ!ここ結論!!)
翼上面・下面に流れる空気の速度差でできた圧力差によって、飛行機は上に引っ張り上げられている
というようなイメージで大丈夫です。
実際には流体の粘性なんかも関わってくるので、もう少し複雑なのですが、中学生くらいでも理解できるような書き方を目指しているので、省略しますw
流体の粘性については「失速」についてまとめる時に書いてみますかねw
話がそれました。
飛行機が飛ぶ仕組みは理解していただけましたか??
さて、ここからが本題です。(ながーいながーい前置きだった。。。)
翼のあるところの空気の流れ方はわかりましたね。
では、翼端に目を向けてみましょう。翼端は極端に言えば、翼の切れ目。
急激な形の変化が起きていますよね。
そういった部分では空気の流れが変わってしまいます。これは驚きますよ。どんな風に流れるかと言うと…
なんと、翼端では空気の流れが渦になってしまいました。
これのことを、「翼端渦」と呼ばれています。
渦くらいなんのこっちゃって思いますか?www
実はこの渦、結構バカにできなくてですね。。。
実際に動画見てみると皆さんビビると思います。僕も初見ビビりました。
元:
ビックリしましたか??
飛行機のことを全く知らない友人にもこれを見せましたが、怖がっていましたww
まぁそれはともかく、これが翼端渦の正体です。大きな渦でしたよね。
大手ブログさんだったりすると、ここからの話は割と省略されがちなんですが、僕は知識がちゃんとありますから、お教えしたいと思います。
この翼端渦、飛行するのには大きな抵抗力になってしまいます。
なぜかというと、
翼端渦によって発生した、地上方面へ吹き下ろす流れ(誘導速度という)によって、本来発生していてほしい揚力の向きがズレてしまうからです。
簡単にするとこんな感じ
これによって発生する抵抗力のことを誘導抗力と言います。
これ、飛行機にとってはかなりのパワーロスになってしまいます。抵抗力が発生した分、エンジンで燃料を燃やして力を補いますから、燃料も多く使うことになってしまいますね。前にも解説しましたが、飛行機の燃料代はバカにならないです( ;∀;)
ですから、飛行機を設計する人たちは翼端渦とにらめっこして、どのような翼端の形にすれば翼端渦をできるだけ小さくすることができるか
といったことを永遠に悩み続けているわけですね。
ただ、翼端がある限り、翼端渦をゼロにすることは不可能だと思います。
もっと翼端が平べったくなればもっと小さくすることは可能???わかんないや
ですから、飛行機メーカーはさらに渦を小さくする部品を考案するわけです。
それが…
- メーカー:翼端渦を小さくする翼端はうちの標準です!!燃費もすごく良いです!!うちの飛行機買って!!さらにオプションとして、さらに翼端渦を小さくする部品(ウィングレット)を付けませんか?!燃費もっとよくなりますよ!!
- 航空会社:そういうことなら…うちは長距離を飛ばす路線も多いし、それ20機買わせてください。あとそれ全部にウィングレット付けてください。
というようなやり取りになるわけですねwwww
ウィングレットの目的は、燃費の向上!
これが翼端に立ってる板、ウィングレットの正体でした!
余談として。
じゃあウィングレットを付けることで、どのくらいの燃費向上になるのかと言いますと、まぁおよそ4~5%程と言われています。
前も話した通り、飛行機は長距離路線だと、一度にドラム缶数百本分の燃料を消費しますから、1フライトごとに5%燃料の消費が減るというのはとてもありがたい話なんですね。
その一方で、ウィングレットは重量増加になってしまうという欠点もあります。
B767-300ER型機という飛行機があります。
ANAが使用している機体で、国際線・国内線問わず使われているようですが
(撮影: @Blue605A 氏)
翼面からのウィングレット高さが1.6mくらい、重さが片側につき1.5tほどの重量増加になります。両側につきますから、1機体あたり3tも重さが増えますねww
おそらく、重量増加と燃費を天秤にかけて、燃費向上の効果が強くなるような機材運用をしているのだろうと思います。
また、ウィングレットの効果は燃費向上のほかに、翼端失速の防止もあるのですが、こちらは「失速」を解説しないとダメなので、またの機会にしましょう。
最後にもう一つ。ウィングレット付きの機体と、付いていない機体の操縦感覚についてですが、これはどちらもそんなに変わらないようです。パイロットじゃないので詳しい話は知りませんが
とまぁこんなところです。今度空港に行ってウィングレット付きの機体を見たら、
「お!燃費のいい飛行機じゃん!!」って思っていただけたら幸いですww
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!
(終)
過去記事もよろしくお願いします。
~航空解説シリーズ~
普段は旅行したり、レビュー書いたりしてます
ANAのスマートU25航空券で、日帰りで北海道往復! ボンバルディアDHC8-Q400型機に初めて乗ってみた!!!
こんにちは、しののめです。
とても大事な試験があったので、1か月ほど更新をお休みさせていただいてました汗汗
申し訳ないです。おかげさまで、試験の出来もまずまずといったところです。Twitterなどでたくさん応援してくださって本当にありがとうございます。
今年は本当に国家試験のプレッシャーに耐えながら、コロナは避けながらやっていくことになるかと思いますが、焦らず確実にしっかりやっていきます(むきむき)
さて、世間ではGO TOなんて騒がれてますよね。地方に行くのがアレだとか何とか…
今回の記事はそれを助長してしまいそうなので、書くかどうかすごく悩んだんですけど、ネタいつまでも取っておいても仕方ないと思ったので、書くことにしました。
今回は、「日帰りで北海道に行ってみた」です。
とまぁそのまえに
えー、でも北海道行くの飛行機高いし…… と思ったそこのあなた!!
25歳以下の方であれば、飛行機に安く乗る方法があるんですよ!!ちょっと背伸びすれば届きます!!
航空各社がやっているサービスなのですが、今回はANAのスマートU25運賃
について紹介したいと思います。どんなサービスなのか簡単に言うと、
25歳以下の人は、当日、乗りたい便に空きがあれば、正規運賃の1/3ほどの料金で乗せてあげますよ
というサービスです。
おさらいも兼ねて条件はこの3つ。
・ANAマイレージクラブに加入していること
・25歳以下
・当日予約限定
マイレージクラブは入会金、年会費無料なので何も問題ないですね。航空会社のポイント会員的な感じです。最近では貯め方も多様化してきたし、使い道もすごく多いので、マイルをためるということはどんどんやって良い事なんじゃないかなと思っています。買い物をするだけで全く飛行機に乗らずにマイルを貯める、「陸マイラー」なんていう方々もいますw
とまぁ、こんな感じ。話がそれました。
では早速出発です。
(※この記事の取材は4/1にどうしようもなく移動しなければならなかった用事で行ったものになります。各自感染状況など確かめたうえで、自粛などしてください)
今回はできるだけ人込みを避けて、空いている電車に乗っていく方針で羽田空港まで向かいました。長野から北陸新幹線で来て、大宮からはあえて乗ってきた列車を降り、空いているなすの号の後ろ側、E6系へ乗車。1両あたり僕含め、5人くらいしか乗ってなかったので結果正解でした。
東京駅からは混んでいる東海道線の電車を避け、常磐線からやってきた品川止まりの電車に乗車。どの電車が空いているのか、こういう時にマニアの知識が生きてきます。
東京駅から乗る東海道線の品川行きだと、先頭車両か一番後ろが空いていることが多いです。15両なので少し歩きますが、こういう時ですから仕方ないです。
エメラルドグリーンか、青の帯の電車を狙いましょう
品川駅からは仕方ないので普段通り、✈急行羽田空港行きに乗車。
およそ全体的に混んでいる電車ではありますが、空港目当ての人が密集するのは一番前と一番後ろの車両になるので、できるだけ真ん中(4両目か5両目がベスト)の車両へ。
羽田空港に到着です。
さて、スマートU25を予約していきますが、一つだけ落とし穴があります。
1回目の利用時のみ、年齢確認などする必要があり、チェックインカウンターにて直接予約・支払いをしなくてはならないので、事前にネットで座席を押さえることができません。
もし1回目に使う場合、繁忙期は避け、早めに空港へ行っておきましょう。
※乗らなくても空港に行き、年齢確認等だけ済ませることも可能なようなので、参考までに
2回目以降、ネットで予約ができるようになります。
「スマートU25」という欄が現れますね。
7月後半から8月は繁忙期なので、スマートU25運賃も割高になります。
通常であれば、羽田ー福岡で1万円ほど、羽田ー新千歳で1万5000円ほどで乗れます。
新幹線を選ぶ理由が無いですね。飛行機どんどん使いましょう。マイルもたまります。
さて、早速乗っていきましょう。
NH59便、東京(羽田)→札幌(新千歳)
雨模様のフライトは、今日はどのくらい雲が厚いのかなーとか、色々ワクワクしますね
おや?意外と濃い雲じゃないね
巡航高度でここまで近いので、濃くはないけど厚い雲だったようです
ログを見返すと、高度37000~39000ft(11.7~8kmくらい)を行ったり来たりしてました。あまり気流が良くなかったんでしょうか。時々揺れましたが、そこそこ安定してました。
降下すると、北海道は晴れてましたw
新千歳空港に到着です。
昼についたので、昼食を購入、自宅からどうしても必要な荷物を回収、午後再び新千歳空港へ。
千歳駅から空港へ行くバス、240円で乗れるんですよ。実はJRよりも安いですw
帰りの飛行機を予約して空港デッキへ行きましたが、この時期は緊急事態宣言で本当に飛行機が少なくて、たくさんある駐機場に2~3機止まっていればいい方でした。
離着陸する飛行機も1時間ほど見ていても5機ほどだったので、本当に寂しかったです。
現在はもう少し多くなってきましたが、まだまだですね。
アマゾンや郵便が遠くからすぐに届くのは飛行機のおかげなので、国内線だけでも、以前通り運航できるようになるのを願うばかりです。
新千歳空港はグルメが盛りだくさんです。
今回は甘味処、イシヤカフェをご紹介。銘菓、白い恋人のメーカーがやっているカフェです。
パンケーキがおすすめ。
2020年7月現在、パンケーキは下の限定メニューに差し替えられています。
パンケーキもさることながら、ぎっしり詰められたイチゴがまた絶妙な酸味と甘みのバランスを両立していて、ペロっと行けちゃいます(*'ω'*)インスタ映えも狙った見た目ですよー!
多少値は張りますが、スイーツ好きなら絶対に食べてほしいメニューです。
新千歳空港へ来た際はぜひ立ち寄ってみてください。
さて、そろそろ北海道を離れます
新千歳空港は保安検査場の先、待合ロビーが半円形になっているのですが、広いしきれいだし、コンセントも使えるので、ある程度早めに入ってしまっても全然平気です。
結構お気に入り。
NH1116便、札幌(新千歳)→新潟
機材はなんと、当ブログ初登場の……
ボンバルディアDHC8-Q400です!!
カナダ製の地方路線用飛行機です。
この飛行機本当にマニアックで、正直ジェット機乗るよりも楽しいですww
乗るときからもう楽しいです。機体の高さが低くて、搭乗橋をぴったりくっ付けられないので、ハシゴ?を渡って乗ります。
どれだけ低いかはこれを見ればわかりますねww
機内の座席はこんな感じ。ちょっと薄いですけど、快適性には全く問題ないです。
乗った人の特権
窓際の座席に座ると、外側の足の置き場に少し困りますww
四角く座席側に何か張り出してるんですよね。
おそらく床下スペースを確保するためにここに配線とか色々入れてるんでしょうか。
穴が開いているので、与圧・空調系統のダクトもここに通ってそうです。
この飛行機の面白い所はこれだけじゃなくて、駐機場から出発するときにプッシュバックしないんですよね。
空港ターミナル側に頭を向けたまま走行を始めて、クルっと180°ターンをして出発します。
動画撮ったので興味があればどうぞ↓
https://twitter.com/shinonomeDIVA/status/1245632826596155394?s=20
新千歳空港の周りは本当に何もないので、夜出発すると空港がとてもきれいに見えます
性能のいいカメラで撮りたいですね
夜だし天気雨だし何も見えなかったのでずっとプロペラ撮ってました。
よく聞かれるんですよね。「プロペラの旅客機ってエンジン何使ってるんですか?」ってw
ジェットエンジンですw 「は?」ってよく返されますww
ジェットエンジンなんですよ。一般的にジェット機に使っているエンジンは、ターボファンエンジンと言って、ジェットエンジンでファンブレードを高速回転させます。
プロペラ機も同じようなもんです。ジェットエンジンでプロペラを回してるんです。
シャフトの先についてるものが違うだけで、原理は同じなんですよ(どや顔)
ヘリコプターを横に飛ばしているようなイメージなんですけど、この辺かなりマニアックで、解説したいので別記事でやらせていただきます。
ターボファンよりも、ターボプロップの方が複雑で難しいですが面白いですよ
ぜひ飛行機の仕組みについて興味を持ってほしいですね。深い深い沼です。
ほぼ1時間ほどで新潟空港に到着
ちょっと揺れましたが、そこまで気にならない程度でした。雨だったので何も見えず、それが残念でした。
駐機場からは久々にバスで移動になりましたwww
こっちの方が大変だった(^^;
今回の行程はこれでおしまいです。
どうでしょうか。ANAのスマートU25を利用して日帰りで長野と北海道を往復しましたが、意外とやれなくはないんですよね。こういう弾丸旅行は若者の特権なので、是非見聞を増やすためにもあちこち行ってみるのがいいと思います。
コロナがある程度落ち着いたら、ね( ;∀;)
それにしても新潟空港すごい新潟空港すごですね。便数も多いし駐車場もめちゃくちゃ広かったです。これも田中角栄の影響力なのでしょうか。。
新潟は街づくりが上手いですよね。すごいなぁ…
(終)
過去記事もどうぞよろしくお願いします!
福岡観光、太宰府天満宮外すとかありえなくない?!平安時代のイケメン、菅原道真に国家試験の合格祈願してきた。【20春九州】
どうもこんにちは。しののめです。
何も告知なしに2週間ほど更新お休みを取ってしまい申し訳ありません。無事北海道に帰ってきております。しばらく本州にいた後北海道に帰ってくると、とにかく夜が暗い事を感じます。先日夜中に買い物に行く機会があったのですが、真っ暗で何も見えませんでした。人がいないっていうのは多少不便を被る事でもあるんですよね~。
話は変わるんですが、最近本当に飛行機に乗る回数が多いので、「フライトログブック」というものを付け始めました。
これを記入することで、いつどの路線に乗ってどんなフライトだったか思い出せるようにしておこうと思ったわけです。飛行機に乗るときは、大体目的があって乗るときなので、これで思い出に残しておけるのは素晴らしいですよね。ちょっと前にテレビでも紹介されたようです。
また、これは個人の責任でやってもらいたいと思いますが、サービスでCAさんも記入してくれたりします。
これがまた毎回かなり凝っていて見るのを楽しみにしているのですが、お仕事なので、その辺も理解したうえで迷惑にならないように楽しみましょう。
一応マナーについても載せておきます。↓
https://www.elsana.xyz/entry/flight-logbook
一冊500円程度で購入することができます。大きな空港の売店か、アキバの書店とか、ちょっとマニアックなお店に売ってたりします。(新千歳のショップにもありました!)
是非見かけたら買って、フライトの祈念を一つ増やしてみてください。
https://kumariair.com/lp ←公式サイト
さて、余談でした。
前回の続きから。いよいよ九州旅行も大詰めです。
福岡の有名な神社、太宰府天満宮へやってきました。
太宰府天満宮、お祀りしているのは天神様です。
天神様=菅原道真(すがわらのみちざね)ですね。全国に天満宮、およそ12000あるらしいですが、その総本宮がこの太宰府天満宮です。
学問、至誠、厄除けの神様として知られていて、毎年1000万人の参拝者がやってくるそうです。
さて、ここでお祀りされている菅原道真についてですが、とても頭がよく、武術にも長け、誠実な人だったと言われてます。僕とは雲泥の差。ある意味理想です。
彼の生涯について語るとこれもまた長くなるので割愛しますが、彼が生涯を終えたのがこの太宰府の地ということで、ここにお祀りされているのでしょう。
学問、至誠については菅原道真繋がりなのはわかるのですが、なぜ厄除けまで祈願に来る人がいるのか…??
って僕思ったんですよ。調べてみました。
986年平安時代、一条天皇・花山天皇の時に「鬼すべ神事」が行われた記録をはじめ、どうやらこの太宰府天満宮では大昔から除災招福を祈願する行事がずっと行われていて、だから今でもそれが続いているということだそうですww
天神様が愛された梅の木の下でひょうたん酒を飲むと、厄から逃れられるという言い伝えもあるようです。地元の方の風習とも強く結びついているということなんですね。。
古典文学の話になりますが、平安文学で「花」といえば大方「桜」を指すのですが、道真公は梅が好きだったと。古風な男性だったのかもしれませんねwww
文武両道、至誠一貫を重んじたイケメンの歴史について学んでみるのもいい場所かもしれません。
僕も試験をパスできるよう、しっかり祈願してきました。
このほかにも、太宰府天満宮には見どころがたくさんありました。
まずはこちら
菅原道真の奥様もお祀りされています。夫婦円満、安産、子宝の守護神だそうです。
必要になった際はこちらを頼りたいですね。
太宰府天満宮、参拝時に気付いたことがありました。「やたらと橋を渡らされるな」と。これも言い伝えによるものなのだそうですが、この池は漢字の「心」をかたどった形をしているようで、橋を渡ることで、過去・現在・未来の邪念を払うという意味があるそうです。身を清めるのと同じ意味があるということですね。
また、動物もたくさんいます。
まずは麒麟。キリンじゃないです。
これは中国の空想上の動物で、いろんな動物の一番美しいパーツを寄せ集めてある生き物ですね。立派な王が現れ、素晴らしい政治をしたときに出てくる生き物だとされています。江戸時代に博多の商人がここに置いたようです。
狛犬(?)にも注目してみてほしいです。何かに似てないですか??(これは右側)
角ないですよね。シーサーっぽくないですか??ww
気づいた方いるかもしれません。
こっち狛犬じゃないです。何言ってるんだと。そう思う方いるかもしれません。
左側見てみるとちゃんと角ありました。狛犬でした。口も閉じてます。
じゃあこの角が無くて口が開いてるシーサーっぽいのは何だと。
「獅子」です
詳しい意味について知りたい方は阿形吽形(あぎょう/うんぎょう)について調べてみるといいと思います。
普段「狛犬」って一括りにしていますが実は違うんですね~。面白いですよ。
さて、そろそろ帰らないといけないので西鉄電車で福岡市内へ戻りましょう。
二日市で急行電車に乗り換え、30分かからずに福岡第一の繁華街、天神に到着です。
ただいまー!!天神天神天神!!!!!
天神は→、鉄道とリンクした↓、交通↑システム↓
やり方ひとつで、こんなに変わるものなんです
↓元ネタ
https://www.youtube.com/watch?v=vtKutkRhCZY
すみませんでした。やりたかっただけです。(アグネス・チャンさんすみません。)
天神ではとんこつラーメンを食べました!!うまい!
安いし、量もそこまで多くないので、ハジゴして食べ比べるのもお勧めです!!
さて、いよいよ空港から東京に戻ります。
福岡空港が都市部から近いというのは本当で、地下鉄で天神から10分、博多から5分で空港まで行けちゃいます。
空港もめちゃ綺麗ですよ
NH0264便、東京(羽田空港)行きに搭乗。
福岡から羽田の飛行時間は本当に1時間ちょっとなのであっという間につきます。
時間で言えば新千歳より近いです。
降り際にギャレー見せていただきました。
いつかこの裏の電気配線どうなってるのか見てみたいです
以上で、2泊3日の九州旅行終わりです。
人生で初めての九州でしたか、行ったことない場所に行くのは楽しいものですね。
今度は県単位で訪れてみたいし、教会見るためにもう一度長崎行かなくちゃと思ってます。長い間記事も読んでいただき、ありがとうございました。(終)
次回は乗り物メインの記事になるかと思います。
(ちゃっかり)
前回↓
九州シリーズ
乗車レビュー
船も乗ります
【グリーン車】JR九州の看板列車、883系ソニック、グリーン車に乗ってみた!!前面展望がやばい!!【20春九州】
どうも。しののめです。
やっとこさ学校が始まる日が決まりまして、6月中旬には長く続いた実家生活が終わるのかなと、希望を持っている毎日です。
5月末にはGW明けの感染の様子がわかるなんて言われているので、色んな数値と毎日にらめっこしてますが、学校始まってくれないと個人的な都合ですが人生に関わりますから、何とかなってくれって祈るような気持ちですね。
5月最後の記事も九州ですw
あと1回くらいは続くかなと思ってます。
実はあらかじめ門司港駅に着いた段階で計画してましたww
JR九州の福岡近郊特急料金、実はすごい安くて驚きました。
後で調べてみると、JR九州全線でB特急料金が設定されているからなんですね。
ちょっとマニアックな話題なんですが、皆さん特急料金が2種類あるってご存じでしたか??
指定席か、自由席かの違いじゃないですよ?
実は特急料金にはA特急料金と、B特急料金の2種類があります。
今回はまぁ、A特急料金は普通の特急料金としましょう。
B特急料金は、指定されている区間において安めの特急料金が適用されるんですよ。
JR東日本区間であれば、主に東京近郊ほぼすべて、踊り子、ときわ、草津、かいじなどですかね。サフィール踊り子や、成田EXPは一切適用外なので注意が必要ですが。
JR西日本は京都、大阪近郊区間。はしだて、サンダーバード・スーパーはくとの一部区間、こうのとり、くろしおなどが適用です。
そしてJR九州はなんと全線でこのB特急料金が適用になりますw
上見てもらえればわかりますが、小倉~博多って67.2kmあるんですが、特急料金は520円でOKです。比較でJR東日本のA特急料金、100kmまで1200円ですねww
というわけで、子供に大人気の列車、883系ソニックに乗車です。
初登場は1995年ということで、すでに登場から25年が経過していますが、そんな事どうでもいいって思えるくらいカッコいい見た目。The 特急電車って感じ。
これも独特な見た目をしていますが、やはりデザイナーは水戸岡鋭治氏。
登場当時のグッドデザイン賞、ブルーリボン賞を受賞しています。
2005年にリニューアルが行われているので、内装は登場当時のままではありませんが、こちらも独特のデザインですよね。
ドア真っ赤なんですけどww
左手は電話ブース。すでに公衆電話は撤去されています。
デッキは基本かなり大きめに作られていて、バリアフリーに対応してます。
自由席、指定席の客室はこんな感じ。やはり荷物棚は蓋ついてて、大きな荷物は入らなさそうですね。座席の枕の形、これ実は列車のロゴと全く同じ形ですww
左側、座席が1つになっている列は車いす対応列ですね。
そしてグリーン客室は、こちら!!
博多側先頭車両の半室がクリーン車になっています。
座席は普通席の色違いに見えますが、若干横幅が広いのかなって思います。3列シートですから、スペースも狭いように見えて結構広々してます。一切圧迫感など無し。
シートピッチは多少広がっているかと思います。
しかしまぁ、それなりに欠点はあります。予約する際は車両端の列を指定しないことをオススメします。展望スペース付近は特に。
もれなくこうなります。
まず、テーブルがショボい!ww端なので小さいのは仕方ないですが、丸くなっているせいで用途がかなり限られますwww
展望スペースのために足元がせり出してるし、足置きが謎のクッション。これに足を乗せるのが躊躇われますw
気にせず土足で乗せちゃう方もいそうですが、そうなるとなおさら靴脱いで乗せるのも嫌だし、、他の座席の後ろであれば、バーになっている足置き使えるので、大丈夫ですw
あとコンセントも一応ついてますが、電圧はあまり高くないですね。。短時間で何かを充電するのには向いてないです。
一部の座席スペースを犠牲にしてまで作られた展望スペース、気になりますよね。
883系グリーン車の特権、醍醐味といっても過言じゃないです。
なるほど、こりゃかなり良いや(*'ω'*)
展望室の質としてはJR東日本のリゾート系車両よりもいいかもしれません。
何より広いし、景色もかなりよく見えます。
4~5人くらいで楽しめますし、電車好きなお子さん連れてご家族で利用されるのもいいかもしれません。セミコンパートメント感覚で利用できます。
運転士さんの後ろですよ!!
前面展望楽しすぎて無限に楽しんでたので、以下何枚か上げておきます
この特急ソニックはとても速い列車としても知られていて、最も速い17,26,30号で、博多~大分198kmを2時間1分で結び、その表定速度は98.43km/h。全国第2位の速さです。
小倉~博多間は特急を高速度で運行させるためにかなり線形も良く、直線区間が続きます。
僕が乗っているときも何度か、速度計が130km/hを指していることがありました。
また883系は振り子式車両と言って、曲線に差し掛かると、車体を内側に傾かせることで遠心力を低減し、乗り心地を向上させることで、曲線通過速度もかなり速いです。
普通電車が90km/hの制限を受ける区間でも、100km/h以上の速度が出せます。
あっという間に博多に到着。所要時間は40分ほどでした。
是非皆さんにも特急ソニック(883系)のグリーン車で展望を楽しんでみることをオススメします。安い特急料金で楽しめるなんて、これも乗り得列車だと思います。
ソニックには2種類車両があって、白いソニックだと展望スペースはありませんから、事前に883系の特徴、7両編成で運転されるかどうか、確認しておくとよいかと思います。7両で運転されるのは間違いなく883系です。
博多から、今朝来た方向へもう少し戻ります。
二日市駅で乗り換えて向かった先は…
行ったことある方ならもうお気づきかもしれません。
続きはまた次回で。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。
(終)
過去記事もよろしくお願いします!!
北九州行ったことある??門司港は??え、行ってない?!損だよそれは!!【20春九州】
こんにちは。しののめです。
気が付くともう2か月もリモート講義してるのかっていう事実に震えております。
ようやく実家にいる時期も終わりが見えてきまして、いよいよだなと思っている所です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言も解除されて、経済活動も少しずつ再開されて行っている所だなというのも感じますが、やはり油断は禁物ですよね。
手を抜かず、対策をしつつ段階的に色々元に戻せていけたらいいなと思っております。
今回は北九州第一の都市、小倉を出発。本州と九州を結ぶ海峡を目指します。
実は小倉駅は4方向の列車が発着するので、乗り換えには注意が必要なんですよね。
南側からやってくるのが鹿児島本線(博多)、日豊本線(大分)、北側からやってくるのは山陽本線(下関)、鹿児島本線(門司港)といった感じです。まぁどれも行き先で区別できるので、そこまで難しくはないですが、列車の色などで区別できないし、この駅で列車の進行方向が変わる列車も多いですから、初見さんには難易度高めです。(鉄オタは除く)
小倉~門司港の沿線風景は、博多~小倉に比べてガラッと変わります。
引き込み線や、留置線など多数あります。
北九州工業地帯が栄えていた名残で、貨物取り扱いなどたくさんやっていたということがわかってきます。
貨物駅を上下線で挟むように走行します
この区間は列車もあまりスピードを出さないので、沿線の工業地帯の様子などを観察するにはぴったりです。関東の鶴見線に似た感じがすると思いました。
ここ門司港駅はJR九州の路線の起点で、ちゃんと0キロポスト立ってます。
これ東京駅にも立ってますが、要するに「ここから路線が始まります」という意味です。
関門海峡を挟んで対岸、下関とを結ぶ関門トンネルが開業したのは1944年のこと。それまでは1891年(明治24年)からずっと九州の玄関口として、旅客・貨物の取り扱いを行ってきたようです。
1945年には米軍機による機銃掃射を受けたりして、その跡がつい最近見つかったりとかいろいろあったようですが、歴史的建造物としてその価値が認められたのか、現在では国の重要文化財に指定されています。
日本経済新聞の、2007年「足を伸ばして行ってみたい駅」ランキングで1位に選ばれたりしていて、九州の駅では1番有名と言えるくらいの駅だと思います。
駅舎はこちら。明治時代からほぼそのままの見た目を保っています。
夜になるとライトアップもしているようで、幻想的な見た目を楽しむことができるようですが、今回は弾丸スケジュールなのでそれはまたの機会にw
駅前も色々と見どころがあります。
まずはここ。九州鉄道記念館。
この旅行を行ったのは3月中旬ということで、緊急事態宣言とか色々出る前だったのですが、すでに閉まってました。
カットモデルもあります。
このほかにも古くから残っている建物としては、日本郵船門司支店ビル
JR貨物の旧支店?もここにあったようです
古いビルや洋館が多めの街並みで、電線も埋められているし、広場なんかもあるので、ゆっくり過ごすのにも適していると思います。
また、駅から徒歩すぐに埠頭があり、そこから関門海峡を見渡すこともできます。
関門海峡は今から6000年前に、本州と九州が分断してできた地形なんだそうで、幅は最も狭い所で500m、水深は最も深い所で47mと、かなり狭くて浅い海峡ですよね。
歴史を遡れば、1185年壇ノ浦の戦いで平氏がここに身を投げた、平氏滅亡の地でもあります。
またここは海上交通の要衝でもあり、1日に1000隻もの船が行き交うようです。
潮の満ち引きで潮の流れが1日に4回変わったり、大きく曲がりくねった地形をしているうえに、横幅も狭いと。ここを通る船はとても苦労しそうですが、それでも毎日、漁業や海運などで、様々な船が行き交っているわけですね。
海上保安庁も海峡の警備に忙しそうですね。
関門海峡を渡る方法として有名な方法は4つあります。そのうち2つは道路(橋とトンネル)。もう2つは鉄道(新幹線と在来線のトンネル)。
ところで…海峡見たら渡りたくなりますよね。俺はなります。
なりますよね?!?!でも門司港のふ頭からだとトンネルや橋は遠いので非現実的です。時間もありません。
あるよ。(ドヤッ)
今回はこの海峡、船で渡ってやります!!(謎の気合)
運行会社は関門汽船さん。この航路の歴史は遡ること明治22年、当時は和船航路でした。今ではこの120人乗りの高速船でもって、北九州市と対岸の下関市を所要時間5分ほどで結んでいます。運航頻度も日中20分おきということで、かなりの頻度でやっています。通勤に使っている方もいらっしゃるかもしれません。120人乗りの船は「かんもん」「ふくまる」だそうで、おそらくこの2隻による運航が組まれているのだと思います。
http://www.kanmon-kisen.co.jp/index.html
↑関門汽船さん公式サイト
片道料金は400円。それでは早速れっつごー
二階建てになっていて、座席のある客室はこんな感じ。平べったい船なので、窓の位置も若干他の船と比べると低く、波もかかったりします。景色はあまりよくないです。
二階部分はデッキになっていて、屋根がありません。柵も一応ありますが、あまり高くないのでそこそこのスリルを感じることができます。
しかも高さがないので波がかかる!\(^o^)/
でも景色は抜群です。
こんな感じで楽しんでいればあっという間に下関側。唐戸ふ頭に到着です。
もちろん、こっち側からでも北九州、門司港が見えます。
目的は海峡を渡ることだったので、この時点でさっさと船でトンボ帰りしても良かったのですが、せっかくなので下関で発見したものをご紹介します。
こちらは旧英国領事館跡。
レンガ作りですね。何やら北九州っぽい雰囲気が対岸まで来てる感じありますね。
そしてこれはなんと現存する最古の郵便局(左)だそうですw
大理石でしょうか。これも洋風建築ですよね。
勉強不足で全然語れないので説明書き置いておきます。
さらにこの右側の建物は金子みすゞさんにゆかりのある建物なんだとか…
これだけ見て滞在時間は15分ほどでした。(もっと長くいなさい)
もともと下関には長時間いるつもりがありませんでしたから、仕方のないことです。
帰りも同じところから船に乗ります。
(係員さん、きっと「この若者は物好きだな」って思ってたんだろうと思ってますw)
門司港駅に戻ってきました。
この鐘、鳴らすことができました。
ここから九州各地へ旅立っていく人を見守るという意味があるそうで、「旅立ちの鐘」といわれているようですね。これもまた古くからある物のようです。
以下、0キロポスト写真
鹿児島本線、折尾行き普通列車に乗車。先ほどやってきた道のりを戻ることになります。また同じ形式の車両です。
車内がロングシートなんですよね。普段セミクロスシートの115系に乗りなれていると不思議な感じがします。JR北海道の731系や733系に乗っている気分。
途中に機関車をバラしている場所もありました。
門司港から15分ほど。再び北九州市第一の都市、小倉へと帰ってきました。
今回はここまで。
門司港駅周辺は観光スポットとして派手なものがあるわけではないですが、鉄道の歴史に触れたり、関門海峡を実際に渡ってみるのも結構楽しいので是非お勧めしておきます。関門汽船の関門航路、是非乗ってみてください。
博多からそんなに時間をかけずに訪れることができるのも大きなポイントかと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
まだまだ九州続きます。
過去記事もよろしくお願いします