しののめ 旅行・音ゲーマニア見聞録

鉄道や飛行機の乗車・搭乗記録や、音ゲーについて語っていきたいです。

引退が近いぞ?!ファンの憧れ、子供も憧れるE4系新幹線MAXに乗って東京へ【20-春九州】

皆さんこんにちは。しののめです。

先週申し上げました通り、コロナウイルス終息後に皆さんが旅行に出かけたくなるように、つたない文章力で頑張って記事書いておりますので、温かく見守っていただけると幸いです。

色んな乗り物や観光地を紹介できるように、こちらとしてもできるだけいろんな種類のものに触れられるように頑張ってますww

 

さて、今回は久々に鉄道に乗ります。

(このブログで紹介されているものは1か月以上前に取材が行われているものが大半です。新型コロナウイルスが流行っていますので、旅行等は終息してからお願いします。注意しましたからね。お願いします。何かあっても当ブログは一切の責任を負いかねます。)

 

東京に寄ることはまぁ多々あるのですが、今回は始発で出かけるほど重要な用事があったものですから、せっかくなので時間が合いそうなE4系新幹線MAXに乗っていくことにしました。

始発の新幹線に乗るために早朝、最寄り駅へやってきました。

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長野駅の改札は早朝5時半過ぎくらいからやってます

新幹線の営業時間って皆さんご存じでしょうか。新幹線は法律で午前6時から、翌午前0時までしか営業列車を走らせてはいけない決まりになっています。

そりゃそうですよね。皆さん寝ている間にビュンビュンやられたら困りますよね。

だから、始発の1番列車というのは、ほぼ6:00ジャストに近い時間に走り始めることが多いのです。今回乗る列車は「あさま600号」、6時2分発。

この長野始発列車には乗りまくってるので、これについてのうんちくはいくらでもあるのですが、長くなるので別の機会に語りますね。

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北陸新幹線長野以北開業で、「あさま」は600番台に改められた

北陸新幹線車両、E7系/W7系新幹線の普通車は、個人的には7号車がおすすめです。お手洗い洗面所等充実しているからです。

指定席車両になっていることも多いですが、この「あさま600号」は7号車も自由席だったかと思います。(変わる可能性もあるので注意)

 

佐久平あたりでようやく朝日が見え始めました。

冬季の始発列車というのは外が真っ暗なので、どうしても暇を持て余しがちです。

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長野県佐久市は、全国でも有数の晴天率を誇る。高校時代はその恩恵を受けまくっていた。

高崎駅に到着すると、いよいよ今回のメインの一つ、E4系新幹線MAXに乗車です。

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「MAX」のロゴマーク

MAXって何の略?ってよく聞かれるんですが「Multi Amenity Express」の頭文字をとっているんですね。まぁ、「いろんな快適性のある特急列車」ってことかな~って英語力皆無の僕でもそのくらいはわかります。

 

E4系新幹線車両は1997年に営業を開始した新幹線車両です。E2系と同世代ですね。

東北・上越新幹線の通勤旅客需要が高まってきたので、座席定員を確保するために全車両2階建てで製造されました。全ての編成が8両編成で、2つ繋いで最大16両編成で運転される列車もあり、その場合の着席定員は1634人。8両編成で運転する場合は817人と、普通新幹線車両10両編成分を8両で稼いでしまう収容能力

高速列車としては世界最大の着席定員を誇る車両です。

トレードマークはこのロングノーズ。断面積が大きいので、空力的要素を考慮してこの設計になったようです。

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2階建てということもあり、ほかの車両と比べると縦にかなり大きいので存在感があります。

最高速度は240km/hです。今時の新幹線車両としては鈍足の部類ですね(´・ω・`)

その鈍足ぶりが祟ってか、2012年に東北新幹線を出禁になってしまいました

そりゃそうですよね。今の東北新幹線は日常的に320km/h運転がされていますから。

240km/hで走る列車は正直、速度差が大きすぎてダイヤを組むうえではネックになります。

しかしながら現在では、こうして上越新幹線の朝夕の通勤需要をうまく拾って、活躍しています。JRでは引退の話も進んでいるので、乗るなら早めの方が良いですね

MAXたにがわ472号」に乗車。

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20年前の技術ですよ?LCD表示機があっただけで画期的です。

乗ると最初に飛び込んでくるのは不思議なデッキかと思います。

二階建てなので、2階へ上がる階段と、1階に下がる階段で別れています。湘南新宿ライン上野東京ラインの列車のグリーン車を思い浮かべてもらえれば。そんな感じ。

真ん中の青い部分、何だかわかりますかね。

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黄色い手すりなのは注意を促しているから?インテリアとしてもよいデザイン。

これ、

車内販売ワゴン用のエレベーター

なんですよ。

客席部分まで転がしていけないので、こんな仕組みになってるわけです。このE4系にしかない設備ですね。

残念ながら近年では車内販売を省略していく流れになっているので、このエレベーターが使用されているのを見るのは難しいことかもしれません。

 

こちらが車内です。インテリアもシンプルなもの。新幹線としては古い車両なので、コンセント等の設備もありません。

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2階席の様子

まず天井が低いですね。僕は身長高い方ではないので普通に立てますが、180とかあると屈まないといけない場所があるかもしれません。

これもJR東日本でMAXと呼ばれている新幹線の特徴の一つなんですが、2階席の普通席は(特に自由席車両)3列×3列配置になっています。

3人掛けの座席がすべてくっついたような形になっていて、3人掛けの背もたれ付きベンチが両側に置いてあるような感じをイメージしていただければと思います。

なのでリクライニングなど、余計なものは一切ついていません。これは長時間の乗車を想定していないからです。越後湯沢から東京の通勤でも2時間未満の乗車にしかならないですよね。

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MAX特有の3人掛けがくっついたシート

そしてこちらが1階席です。こちらの座席の方が若干良い物です。リクライニングも2種類(座面と背もたれ)で、2×3列配置です。

1階席にももちろん乗ったことがありますが、その代わり景色が何も見えません。新幹線は塀の中を走りますからね。当然のことです。

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1階席は2×3列配置

また、MAXには車端部にも平屋の客室があって、そこにも1階席と同じ座席が使用されているのですが定員が少ないので、かなり競争になるかと思います。そこからであれば、通常の新幹線と同じ景色を楽しめます。一応各車両に設けられています。

 

今回僕は3人掛けの普通車(自由席)2階席に座りました。

シートピッチは若干狭いですが、身長165cmの僕にはあまり気になりません。長時間の乗車ではないので、これも問題のないことです。

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リクライニング等も無いし、テーブルだけの簡易なつくり。

いよいよ高崎を出発です。

上越新幹線、この時間は群馬県や埼玉県から東京へ通勤する方々を運ぶ専用列車と化しているので乗車率も結構あるし、16両編成のMAXが運転される数少ない時間帯でもあります。向かい側も16両の同じ車です。

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関東平野でも通勤の大動脈、上越新幹線

この車両の2階席は、どの新幹線車両よりも景色が一番よく見えます

目線がやはり、かなり高いところになりますから塀もあまり気になりません。

E2系新幹線車両と比べてみてください。

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景色の良さならどの新幹線車両にも負けない

本庄早稲田、熊谷と止まって、同じ客室の座席の着席定員の9割方埋まりました。

今回は先頭車両に乗っていましたが、16両の一番前でこれだけの混雑ですから、中ほどの車両はもっと混んでいたものと思われます。

 

当方スマホのカメラなので望遠の画質が悪すぎて申し訳ないのですが、熊谷~大宮間は天気が良くて空気が澄んでいれば東京行きで進行方向右側、富士山を眺めることができます

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他の車両だと塀に阻まれたりして見えたり見えなかったり…といった感じになりますが、この車両であれば全然問題ありません。

うーん、、、良いカメラが欲しいですね。

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大宮でも人は乗ってきます大宮~東京間の着席需要はそこそこにあるようで、少し財布に余裕のあるサラリーマン等が利用している感じですね。

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埼京線としばらく並走すると、列車は荒川に差し掛かります。

これを超えると東京都に入ります。やや高い目線から並走する満員の埼京線を見ながら、こちらは悠々と着席して東京へ。優越感に浸れますよ

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北陸新幹線E7系の天井

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およそ1時間の乗車で東京駅に到着。

やはり乗客は半分ずつ上野と東京で降りて行ったような感じです。新幹線は通勤にも大活躍しているということを身をもって体感しました。素晴らしいことだと思います。

この列車は折り返して越後湯沢へ向かうようです。

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しばらくE4系新幹線の写真を撮っていたのでここに貼っておきます。

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まだこの取材?当時にはギリギリやっていたのかな。暖冬のせいで雪が少なかったようでしたが。スノーボードをもって乗り込もうとしている人も見受けられました。

片割れ8両はガーラ湯沢へ向かうようです。この方向幕もそろそろ見納め。

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車両基地を改造して作ったガーラ湯沢駅。そのうち行ってみたいとは思ってる。

 

というわけで、今回はここまで。

元々僕は鉄道ファンなので、列車の話になるとついつい熱が入ってしまいますが、最近は女性の方にお勧めの列車をご紹介して、良い列車旅だったと感想をいただけることも出てきて、充実した鉄道ファン人生を歩めているような気がしています。(いらん一人語りでした。)

 

最後に。これ何だと思います?

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拡大して文字見ちゃえばわかるんですけど、この柱なんと

東京駅開業(1915年)から2015年まで、実際に使用されていた屋根の支柱

なんですね。100年以上も東京の通勤客を眺めてきたわけです。今は何かを支えてるわけではないですが、こうしてホームの端っこで佇んでいます。

ターミナル駅には新しくなっていく物の裏で、ひっそりと歴史を眺めている古いものが意外とあったりするものです。こういうものにも目を向けてみるのも良いですよ。

東京駅5-6番ホーム、京浜東北・山手線品川方面ホームにあります。

是非探してみてください。(終)

 

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。