長崎市内観光その2、長崎の街の歴史を学んでみるべし【20春九州】
こんにちは。しののめです。
GWも明けて、ようやくここから色々動き出す方も多いんじゃないかなっていう今日この頃ですが、ここ最近悩みがありまして。
外出時自粛やらなんやらで、もう1か月半くらいまともに外に出てないので、そろそろ体がキツくなってきたなぁと。腰とか痛いし、なんか腋の筋が痛くなっちゃって。今では私がおじいさん。ヴェルタースオリジナル。
日ごろ何気なく歩いたりしてるのって実は健康維持にはとても大事だったんですよね。実は旅行ネタのストックも無くなってきまして、そろそろ外出制限しなくて済むようになってほしいなぁと思い始めてます。GW僕も含め、頑張って自粛した方も多いですからね。報われればいいなと思っております。
さて、今回は前回の続き。長崎観光2日目でございます。
丸1日かけて、長崎市内の観光地をあれやこれや回ってみました。
前回記事↓
前日の疲れもあり、若干のスロースタート。
ここが長崎駅です。路面電車の1日乗車券はここで買うことができました。
長崎で1日中観光するなら、絶対に路面電車1日乗車券があった方が良いです。絶対に4回以上は乗りますから、130×4=¥520ですよね。簡単に元が取れます。
駅前電停から、3番系統蛍茶屋行きに乗車。なんかすごいのが来ました。
この車両、なんとかの有名デザイナー。水戸岡鋭治さんがデザインされた車のようで、昭和から走っている車両をおしゃれに改修したものだそうです。愛称は「みなと」。
元々は昭和29年から走っている車両なんですよ?!
市民会館電停で下車。「みなと」号の車体はきれいなブルーなのですぐにわかりそうですね。
電停から徒歩5分ほど。
中島川に数多くかかっている橋の一つ、「めがね橋」に到着です。なんと完成したのは寛永11年。1634年、江戸時代のことです。
日本初のアーチ式石橋で、日本三名橋の一つです。
1982年の長崎大水害で一部崩壊しましたが、復元されて国の重要文化財に。今では護岸の石垣にハートストーンがある事で人気を呼んでいて、パワースポットとして観光客に人気なんだそうです。たまたまいらっしゃった、地元のおじさんが嬉しそうに色々教えてくださいました。とても勉強になりました。
めがね橋電停から5号系統、石橋行に乗車。
景色が良い公園と聞いていたので、出雲近隣公園という地元の公園にも訪れました。
石橋電停からやってくると、大浦国際墓地の脇、急な石段の坂道を登ってくることになります。色々撮影している余裕はありませんでした。長崎は墓地も切り立ったところに大きく作られていて、大変立派でとても素晴らしいです。
坂を下って徒歩5分ほど、ここはグラバースカイロードと呼ばれているようですが、斜めに進むエレベーターが整備されています。これ、れっきとした道路として整備されたものなんだそうで、地元の方が病院に行くのに使っていたりするようです。
これで上がってグラバー園方面へ行くと、南山手レストハウスがあります。幕末に作られたようですが、なんでも誰が作ったかはわからないそうでw
洋風建築なのに瓦なのがアンバランスな感じですよね。
入場料は無料です。
大浦天主堂方面に進むと、前回夜間に訪れた祈念坂です。
日中は港までまっすぐ見ることができるのでこれもまた素晴らしい。改めて国家資格の取得を祈念して下りました。
ここを下ると、大浦天主堂の真正面と、グラバー園の入り口に来ます。グラバー園は長崎の観光地としても1番有名なんじゃないでしょうか。
中に入るとアンカーが展示されてました。商船や軍艦をこれでもって港に固定するといったことをします。
アンカー!アンカー!○○アンカー!!(やめれ)
彼の功績といえば炭鉱を開いて、近代日本の元を作った~なんてのは有名ですが、彼は幕末日本に渡ってきた頃、茶や生糸なども輸出していましたが、政治の混乱に乗じて幕府にも、新政府側の藩にも武器を売っていました。上手いですよね。商売上手な男です。
皮肉にも、幕末の争いには新政府軍、幕府軍両方ともグラバーが売った鉄砲を使っていたわけですねww
きっと景色のいいところからどうやって儲けるか、思いを巡らせていたのでしょう。結構な野心家だったのかもしれません。
キリンビールの元も実はグラバーさんだったようです
レトロ写真館ではドレスを着て記念撮影なんかもできたりします。女性と出かければこういったのもいい思い出になるんでしょうがww
そのうち相手を見つけてもう一度訪れようと思います。
和風建築と洋風建築の入り交ざったような、洋風建築なのに妙な安心感のある家がたくさん建っています。
グラバー園に訪れたら是非建物の中まで入って、その建物の用途や、どんな人が暮らしていたかまで知ってみると、面白いかと思います。
こういった建築物の中に展示パネルなども多数あって、グラバー商会の何でも屋ぶりを知ることができます。漁業まで手を出していたとは。
トロール漁法ってわかりますか?別名底引き網漁法というんですが、網で海底をごそっと一気にさらってしまう方法ですね。
漁獲量は上がりますが、漁業資源に与える影響は大きい方法です。
そろそろグラバーさんの家を見てみようか…
ん??
世の中にはどうにもならない事も多くあるんです。あるんですが、ちゃんと調べておくべきだった。これは不測。不測なんです。
再戦を誓いました。
グラバー園とりあえずこんな感じです。ブログだと伝わらないですが、ちゃんと見ようとすると1時間じゃ足りないくらいボリュームあります。彼女作ってもう一度来たいですww
庭もすごくきれいでしたし、春が一番いいかもしれません。
午後は前日に続いて再び、原爆の爆心地方面へ向かいました。
まずはこちら。片足鳥居。
名前そのまんまですね。
爆風で片側半分が吹っ飛んだようです。すごい。。。
吹っ飛んだ方もすぐ近くで見学することができます。
この鳥居のある神社も静かな場所にあり、良い雰囲気なので是非行った方が良いです。
徒歩で10分ほどのところには長崎大学医学部なんてのもありました。かつて長崎医科大学というところだったそうですが、皆優秀で医学を学んでいる学生たちが被爆したということで、モニュメントやら慰霊碑なんかもあります。
続いて訪れたのは浦上天主堂。長崎大学医学部から徒歩で10分ほど。
残念ながらお祈り等は感染症の影響でやってないそうで、外観を眺めるのと、扉から少しだけ覗かせてもらうだけにとどめましたが、すごく立派な造り。
画像では伝わらないですが、奥行きもかなりあって、大きめの本格的な教会です。日本人だと教会あまり見る機会無いですから、テンション上がりますww
あまり触れてないですが、長崎には驚くほどたくさん協会あります。
1873年からある歴史的建築物なんだそうで、1945年に一度原爆で全壊しましたが、1959年に再建。現在の姿になっているようです。原爆資料館にでも壊れた様子が展示などで確認できたと思います。
近くには小さな資料館もあり、江戸時代の潜伏キリシタンの暮らしや、当時のキリスト教徒の方々を知ることができます。なぜ長崎にキリスト教徒が多いのかもわかります。
カトリック教徒の数は東京に次いで全国2位、人口に占める割合は全国1位なんだそうです。
被爆してしまったキリスト教徒の方についての資料もあり、キリスト教を通した物の見方も勉強できるので、非常に興味深い所でした。
また今度訪れた時はお祈りの様子なども見学させていただきたいですね。
日も傾いてきたので、再び路面電車で港の方向に戻ります。
長崎のグルメとしてはカステラが有名ですよね。お土産としても有名です。
16世紀にスペインやポルトガルの宣教師が持ち込んだとされていて、しっとりした味わいは牛乳やバターなど、乳由来の油が入っていないからなんだそうです。
こちらが福砂屋さん。独特の包み紙なのでイメージが強いです。
悩みましたが、今回お土産として買って帰るのは松翁軒さんのカステラにしました。
1681年創業で、こちらもまた老舗です。
しかも二階には喫茶スペースがあります。
感染症の影響で時短営業だったので時間ギリギリになってしまいましたが、何とか間に合いました。
非常にオシャレな店内で、男一人でやってくるのも珍しい客だったかもしれませんww
こういうところに入り浸ってるから、ブルジョワ感を感じさせてしまうんでしょうか…
カステラの紅茶セット。ギリギリになってしまって申し訳なかったので、そんなに手間のかからないものをと思い、頼んでみました。¥700です。
客は僕だけだったので、いろいろお話も弾みました。
長崎ならではの風習だとかそういった話も聞けて、いろいろ楽しい場所でした。もうすこしゆっくり来れば良かったですね。。
ホッと一息ついたのもつかの間。今日は一日回り倒します。
本日2回め、松翁軒最寄りの市民会館電停から路面電車に乗って、駅前に向かいます。
長崎駅から路線バスに乗って5分ほど。
稲佐山ロープウェイの乗車口に到着。僕はこういった事に慣れているので迷いませんが、間違った行先のバスに乗ると全く違う場所に行ってしまうので、不安な方は時間は決まってしまいますが、無料循環バスを使った方が良いです。
なんと搬機はエンツォ・フェラーリや、北陸新幹線E7/W7系をデザインされた方らしいです。
九州に来ても地元の車両が載ったポスターを見なきゃいけないのか…
1000万ドルの夜景へ
ロープウェイを降りて少し歩くと展望台があります。
札幌の手稲山みたいな感じです。
屋上から見える景色は…
言葉を失いました。もしかしたら神戸よりもレベルが高いかもしれないですね。
スマホのカメラなので伝わらないですが、明かりの色の種類が多いからですかね、色とりどりです。
こちらが中心街方面ですね
この日はここまでです。
ブログですべて紹介できないくらい長崎は堪能しましたが、工事やら感染症やらで回れない場所もそこそこありましたから、また来ようと思いました。
また長崎は非常に女性ウケする場所が多いなと感じたので、男性の皆さんは大切な方を誘って、長崎を訪れてみるのが良いかと思いますwww
歴史や情緒ある、本当に素敵な場所だったなと、ブログを書いている今でも思ってます。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回は長崎を離れます。
夜景を見て駅前に帰ってきたら、駅に見慣れない列車が止まってました。鉄道ファンなら反応しちゃいますよね。
(終)