【置き換え真っ只中】横須賀・総武快速線E217系電車のグリーン車に長距離乗ってみた。ボロい…けど気にならないボロさ
皆様大変ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか。前回の更新が気づけば11月末だったので、実に3か月以上更新をお休みさせていただいておりました。
理由は前回の更新でお知らせした通り大変な資格試験があり、それに集中しなければならなかったこと、旅行に行っている場合ではなくなってしまったこと。
といった感じなんですけれども、まぁ何とか帰ってこれました。
皆さん気になるであろう資格試験の結果ですけれども、合格ということで、この度、しののめは小型飛行機の運航整備士ライセンスを取得いたしましたことを報告いたします。
Twitterなどで祝ってくださった方々もたくさんいまして、すごくうれしかったですね。
筆記もあり口述もあり実技もありの試験で長丁場かつ精神が削られる大変な試験でしたが、あきらめなくてよかったと思っております。応援してくださった皆さん本当にありがとうございました。
既に4月ということで、新たなステップへと進んでいるわけですが、今後も生暖かく見守ってくださいまし。
さて、このブログのメインはより多くの乗り物をご紹介することなので、そこに戻っていきます。
今回は横須賀・総武快速線で活躍しているE217系電車のグリーン車のご紹介です。
当ブログでは初出なので、E217系電車について軽ーく解説しておくと、
E217系とは、JR東日本、横須賀・総武快速線用の直流近郊型電車です。
1994年、それまで同線で使用されていたオンボロ113系の置き換えを目的として投入された電車です。
1999年の置き換え完了までに745両も製造された、結構な大所帯な種類の電車と言えます。
JR東日本の定義する、新系列電車の2代目にあたります。209系で培った、「重さ半分、価格半分、寿命半分」を受け継いで長距離を運用する近郊型に発展させたのがこの形式です。また、近郊型電車でも片側4扉という形を通勤型の209系から引き継いでおり、通勤型電車にも近郊型電車にも使える「一般型電車」という区分を作るもとになった電車とも言えますね。まぁ要するに走ルンですシリーズの2作目ですよ
まぁまぁ今回はグリーン車に乗ってみたということで、電車の解説はこんなところにして。
品川駅にやってきました。
総武線快速、千葉方面は13番線からです。
ズバリ、行き先は成田空港✈です。
普通列車グリーンの乗り方については過去にご紹介したので、そちらを確認していただくか、下に置いておく表でも見やがれと言った感じですが、スイカ・パスモ持っておけば乗れるんで全然難しい事無いです。グリーン車券売機も13番線東京方面よりに発見しました。
乗り方詳細↓
品川-成田空港の距離は85km。表では51km以上になるので、若干高めの料金にはなりますが、50kmまでの運賃に比べ値上がり幅は小さいので、長距離乗ったほうがお得になるというのはグリーン車を楽しむうえで鉄則になっている部分は変わりません。
所要時間も長いのでちょうどよいでしょう。
グリーン券をパスモに読み込ませて電車を待ちます。
グリーン車を連結している場所は4号車と5号車の2両だったかと思います。
15両編成で運転する場合、横須賀・総武線快速の電車は
←久里浜・逗子方 増1号車~増4号車+1号車~11号車 千葉・成田方→
というつなぎ方をするので、編成の真ん中にグリーン車が来ます。湘南新宿・上野東京ライン系統の電車とはグリーン車の位置が違うので注意です。
キタキタキタ・・・(^^♪
実はE217系電車、登場からすでに20年以上たっており、かなりガタが来ています。
最近は最新型E235系1000番台によってかなりのペースで置き換えられているので、乗るなら今のうち…なんですよね。なので是非東京に行ったら乗ってあげてくださいw
(取材当時は置き換え始まってませんでした。)
公式資料↓
https://www.jreast.co.jp/press/2020/yokohama/20201112_y02.pdf
グリーン車はこんな感じの外観。二階建てのちょっといかつい見た目をしてますが、どの路線のグリーン車も同じようなものです。
早速車内へ上がりましょう
デッキには階段があります。奥側の階段が1階への階段、手前が2階へ行く階段です。
カーブになっているので、上り下りする際は手すりを使って十分注意してくださいね。
二階建てになっている部分の他に、わずかながら平屋スペースもあります。
天井が高く開放感があるので僕も結構好きな部分なのですが、座席数が少なく競争倍率が高いです。
平屋スペースへは階段の向かい側のドアから入る感じです。
車内をぐずぐず見ていると窓際が取られてしまうので、先に座席を確保しちゃいましょう。今回は二階席の窓際を取ります。自由席なので空いているお好みの座席へ行きます。
好きな座席まで来たら、グリーン券情報を読み込ませたスイカ・パスモ等を赤いランプがついている所にタッチ。ライトがグリーンに変わればオッケーです。
もし最初からグリーンが付いていたら、誰かが使用しているので別の座席へ移動しましょう。
シートピッチはこんな感じ。これだけあればもう十分ですね。
ピーチ・アビエーションより広いですよ(おぃ)
では、簡単に客室スペースを回ってみます。
二階席。天井が若干低く、座ってる分には問題ないですが立っていると圧迫感があります。
やはり普通電車のグリーン車なので、特急列車の普通車なみの設備ではありますが、安い金額でこれだけの所に座れるのが魅力です。
座席も座り心地はそこそこ
つぎに1階席へ行きましょう
天井が丸くなってないのが2階席との違いです。立つと圧迫感があるのは変わりません。座席の色も2階席とはかわって、ピンク寄りのパープルになります。
設備の面で変わるところはありません。
しかしながら景色の見え方は大きく変わってきます。
1階席はこんな風になりますw
列車に乗り込む人をローアングルで眺めるというちょっと面白い体験ができますwww
二階席だとそれはもう大変眺めが良いです。
駅の看板くらいの高さになるので、結構遠くまで見ることができます。
ゆっくり休みたいときは1階席を使う…といった使い方でもいいですし、そのあたりはお好みですね。
品川を出るとすぐにトンネルに入り、数分もせずに新橋。
発車してちょっと走るとすぐ東京です。
東京駅も地下なので特に見どころは無いです。東京地下ホーム、ちょっと暗いですよね
新日本橋、馬喰町と止まって、地上に出るのは錦糸町駅手前です。
ここからは総武緩行線(総武線各駅停車)と並走する区間になります。
黄色見えにくいな…
荒川を渡ります。
すぐに新小岩駅に着きます。ここは総武線快速電車への飛び込みが頻発してJRも困り果て、いち早くホームドアが設置されました。
屋根のトタンを青くして心を落ち着かせようとしたり、ベンチを線路側に向けないなど、色々やってみると一定の効果があったそうです。
一番いいのは自身を殺めてしまう人が減るような社会になる事なんでしょうが…
江戸川を渡ると千葉県に入ります。
上から読んでも下から読んでも市川市
船橋、津田沼、稲毛、と進んでいきますが、幕張車両センターも途中で見えます。
新型車両が見えます。(当時はまだ営業運転に入ってなかった)
車両センターを抜けてしばらくすると千葉駅に到着。
千葉を出ると一気に田園地帯や、丘越えの区間が多くなります。
成田駅を出ると、銚子・鹿島神宮方面とは分岐して、空港への高架へ向かっていきます。
高架区間を走って数分で成田空港(第2・第3ターミナル)に到着です。
品川から成田空港までの所要時間は1時間半ほどでした。
京成のアクセス特急やスカイライナーと時間で比較すると相手にもならないですが、のんびり空港までグリーン車で座っていけるのもメリットの一つかなと感じました。
さすがJRの線路だけあって、線形も良く、乗り心地も良かったですね。
E217系についてですが、やはり設計が何十年も使うようにできてないですから、あちこちガタがきてます。。。が、JR北海道の気動車特急とか乗ってると全然気にならないボロさなんですよね。むしろまだ全然走れそうな気もするのですが。
東京近郊の電車は100km/h以上で吹っ飛ばす区間も多くて、意外と足回りの負担が大きいかもしれないですね。
今度の新型車両E235系1000番台はグリーン車においては全席コンセント完備ということなので、E217系は接客設備が良くないかなーというJRなりの考えなんでしょう。
Creating User:MaedaAkihiko
というわけで、E217系グリーン車・総武線快速電車でゆっくり成田空港まで行ってみました。置き換えも進んでいて、引退もあっという間に訪れるでしょうから、乗りたい方は今のうちにということで。今回はここまで。ありがとうございました。
終
過去記事もよろしくお願いします。