しののめ 旅行・音ゲーマニア見聞録

鉄道や飛行機の乗車・搭乗記録や、音ゲーについて語っていきたいです。

北九州行ったことある??門司港は??え、行ってない?!損だよそれは!!【20春九州】

こんにちは。しののめです。

気が付くともう2か月もリモート講義してるのかっていう事実に震えております。

ようやく実家にいる時期も終わりが見えてきまして、いよいよだなと思っている所です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

緊急事態宣言も解除されて、経済活動も少しずつ再開されて行っている所だなというのも感じますが、やはり油断は禁物ですよね。

手を抜かず、対策をしつつ段階的に色々元に戻せていけたらいいなと思っております。

 

 

今回は北九州第一の都市、小倉を出発。本州と九州を結ぶ海峡を目指します。

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小倉駅なんか暗い気がする

実は小倉駅は4方向の列車が発着するので、乗り換えには注意が必要なんですよね。

南側からやってくるのが鹿児島本線(博多)、日豊本線(大分)、北側からやってくるのは山陽本線(下関)、鹿児島本線(門司港)といった感じです。まぁどれも行き先で区別できるので、そこまで難しくはないですが、列車の色などで区別できないし、この駅で列車の進行方向が変わる列車も多いですから、初見さんには難易度高めです。(鉄オタは除く)

今回は普通列車門司港行きに乗車。415系初乗車です。

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日豊本線からやってきた普通列車。長距離列車ですね。

小倉~門司港の沿線風景は、博多~小倉に比べてガラッと変わります。

引き込み線や、留置線など多数あります。

北九州工業地帯が栄えていた名残で、貨物取り扱いなどたくさんやっていたということがわかってきます。

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鉄道用地の広さは歴史に起因する

貨物駅を上下線で挟むように走行します

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右手が北九州貨物ターミナル

この区間は列車もあまりスピードを出さないので、沿線の工業地帯の様子などを観察するにはぴったりです。関東の鶴見線に似た感じがすると思いました。

 

小倉駅を出て15分ほどで門司港駅に到着。

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1度は来てみたかったレトロ調のつくりの駅

ここ門司港駅JR九州の路線の起点で、ちゃんと0キロポスト立ってます。

これ東京駅にも立ってますが、要するに「ここから路線が始まります」という意味です。

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門司港駅の0キロポスト

関門海峡を挟んで対岸、下関とを結ぶ関門トンネルが開業したのは1944年のこと。それまでは1891年(明治24年)からずっと九州の玄関口として、旅客・貨物の取り扱いを行ってきたようです。

1945年には米軍機による機銃掃射を受けたりして、その跡がつい最近見つかったりとかいろいろあったようですが、歴史的建造物としてその価値が認められたのか、現在では国の重要文化財に指定されています。

日本経済新聞の、2007年「足を伸ばして行ってみたい駅」ランキングで1位に選ばれたりしていて、九州の駅では1番有名と言えるくらいの駅だと思います。

駅舎はこちら。明治時代からほぼそのままの見た目を保っています。

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補修はされているものの、明治時代の洋館ほぼそのままの佇まい

夜になるとライトアップもしているようで、幻想的な見た目を楽しむことができるようですが、今回は弾丸スケジュールなのでそれはまたの機会にw

 

駅前も色々と見どころがあります。

まずはここ。九州鉄道記念館

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いつもの

       

       (´・ω・`)

 

この旅行を行ったのは3月中旬ということで、緊急事態宣言とか色々出る前だったのですが、すでに閉まってました。

カットモデルもあります。

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電GOおなじみの真っ赤なトラックキラートレイン

このほかにも古くから残っている建物としては、日本郵船門司支店ビル

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日本最大の海運会社、日本郵船の支店

JR貨物の旧支店?もここにあったようです

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古いビルや洋館が多めの街並みで、電線も埋められているし、広場なんかもあるので、ゆっくり過ごすのにも適していると思います。

 

また、駅から徒歩すぐに埠頭があり、そこから関門海峡を見渡すこともできます。

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向こう側は山口県下関市

関門海峡今から6000年前に、本州と九州が分断してできた地形なんだそうで、幅は最も狭い所で500m、水深は最も深い所で47mと、かなり狭くて浅い海峡ですよね。

歴史を遡れば、1185年壇ノ浦の戦い平氏がここに身を投げた、平氏滅亡の地でもあります。

またここは海上交通の要衝でもあり、1日に1000隻もの船が行き交うようです。

潮の満ち引きで潮の流れが1日に4回変わったり、大きく曲がりくねった地形をしているうえに、横幅も狭いと。ここを通る船はとても苦労しそうですが、それでも毎日、漁業や海運などで、様々な船が行き交っているわけですね。

海上保安庁も海峡の警備に忙しそうですね。

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海保

関門海峡を渡る方法として有名な方法は4つあります。そのうち2つは道路(橋とトンネル)。もう2つは鉄道(新幹線と在来線のトンネル)

 

ところで…海峡見たら渡りたくなりますよね。俺はなります。

なりますよね?!?!でも門司港のふ頭からだとトンネルや橋は遠いので非現実的です。時間もありません。

 

 

 

 

あるよ。(ドヤッ)

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今回はこの海峡、船で渡ってやります!!(謎の気合)

運行会社は関門汽船さん。この航路の歴史は遡ること明治22年、当時は和船航路でした。今ではこの120人乗りの高速船でもって、北九州市と対岸の下関市を所要時間5分ほどで結んでいます。運航頻度も日中20分おきということで、かなりの頻度でやっています。通勤に使っている方もいらっしゃるかもしれません。120人乗りの船は「かんもん」「ふくまる」だそうで、おそらくこの2隻による運航が組まれているのだと思います。

http://www.kanmon-kisen.co.jp/index.html

関門汽船さん公式サイト

 

片道料金は400円。それでは早速れっつごー

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ここまで来て船に乗ることになろうとは思ってませんでした。(これはマジ)

二階建てになっていて、座席のある客室はこんな感じ。平べったい船なので、窓の位置も若干他の船と比べると低く、波もかかったりします。景色はあまりよくないです。

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5分過ごすにはもったいないくらいの船内

二階部分はデッキになっていて、屋根がありません。柵も一応ありますが、あまり高くないのでそこそこのスリルを感じることができます。

しかも高さがないので波がかかる!\(^o^)/

でも景色は抜群です。

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こんな感じで楽しんでいればあっという間に下関側。唐戸ふ頭に到着です。

所在は山口県下関市です。

もちろん、こっち側からでも北九州、門司港が見えます。

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目的は海峡を渡ることだったので、この時点でさっさと船でトンボ帰りしても良かったのですが、せっかくなので下関で発見したものをご紹介します。

 

こちらは旧英国領事館跡

レンガ作りですね。何やら北九州っぽい雰囲気が対岸まで来てる感じありますね。

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そしてこれはなんと現存する最古の郵便局(左)だそうですw

大理石でしょうか。これも洋風建築ですよね。

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勉強不足で全然語れないので説明書き置いておきます。

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さらにこの右側の建物は金子みすゞさんにゆかりのある建物なんだとか…

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これだけ見て滞在時間は15分ほどでした。(もっと長くいなさい)

もともと下関には長時間いるつもりがありませんでしたから、仕方のないことです。

帰りも同じところから船に乗ります。

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(係員さん、きっと「この若者は物好きだな」って思ってたんだろうと思ってますw)

 

門司港駅に戻ってきました。

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この鐘、鳴らすことができました。

ここから九州各地へ旅立っていく人を見守るという意味があるそうで、「旅立ちの鐘」といわれているようですね。これもまた古くからある物のようです。

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以下、0キロポスト写真

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モニュメント

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動輪なんかも展示してある

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0キロポストとJR九州の標準型電車811系

 

鹿児島本線、折尾行き普通列車に乗車。先ほどやってきた道のりを戻ることになります。また同じ形式の車両です。

車内がロングシートなんですよね。普段セミクロスシート115系に乗りなれていると不思議な感じがします。JR北海道の731系や733系に乗っている気分。

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途中に機関車をバラしている場所もありました。

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門司港から15分ほど。再び北九州市第一の都市、小倉へと帰ってきました。

今回はここまで。

門司港駅周辺は観光スポットとして派手なものがあるわけではないですが、鉄道の歴史に触れたり、関門海峡を実際に渡ってみるのも結構楽しいので是非お勧めしておきます。関門汽船の関門航路、是非乗ってみてください。

博多からそんなに時間をかけずに訪れることができるのも大きなポイントかと思います。

 

 

お付き合いいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

まだまだ九州続きます。

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過去記事もよろしくお願いします

 

sayakatyan231.hatenablog.com

 

 

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