鉄道好き必見?!オススメの「乗り得列車」をご紹介します!第3弾!(最終回) ~個性派な列車~【親子向け】【鉄道ファン】
今週も何とか週末を迎えられて、こうしてブログを書いているわけですが。早速体調を崩したご報告をさせていただきたいと思います(先週気を付けようと言った矢先)
熱は出なかったのでおそらく風邪とかじゃないと思うんですが、今週初めのあたり、かなりひどい頭痛と肩こりに合いまして。下がむけないとか首が痛いとか色々やっておりましたw
作業もままならないので、いつもより若干早く帰ってきたりしました。
本当に気を付けたいですねぇ( ;∀;)体は資本です。(つくづく)
風邪とかにも気を付けつつ、コロナにも気をつけなきゃいけないので。この冬はまたいろいろと大変になりそうですね。インフルの予防接種もしなきゃ。。。
さて、今回はオススメ乗り得列車紹介第3弾。個性的な列車を2つご紹介します。
早速行きましょう。
1.HB-E300系、リゾートビューふるさと(篠ノ井線・大糸線)
当ブログ初出の列車になります。
快速リゾートビューふるさと号は、2010年の信州ディスティネーションキャンペーンから走り始めた、長野県北部をめぐるジョイフルトレインです。
週末を基本に運行されており、運転日は長野~南小谷間を1日に1往復します。
長野から篠ノ井線で松本、方向転換をして大糸線で南小谷に行く走り方をします。復路も同じ経路です。
車両はハイブリッドディーゼルカー、HB-E300系によって行われています。
東北地方の同じような列車、リゾートしらかみ、リゾートあすなろ、海里などに使用されているのと同じ形式の車です。
ディーゼルエンジンの動力を直接駆動に伝えるのではなく、ディーゼルエンジンで発電機を回し、作った電気でモーターを回して走る方式なので、ディーゼルカー特有の振動が少ないのが、乗っている感覚から言える特徴です。(三相交流の話になるので詳しくは省きます。)
運転台を眺めていると、下り坂やブレーキ時は発電してバッテリーに充電している様子も良くわかります。
基本的に山間部を走行することが多いので、ハイブリッド車両ながらパワフルに走るのを乗って楽しむことができる、鉄道ファンなら絶対楽しめる列車だと思います。
また車両の特徴としては、非常にゆとりのあるスペースとなっている点も特徴です。
全席回転式リクライニングシートで、シートピッチが何と120cmあります。
これは僕が今まで乗った列車の中で一番シートピッチが広いです。どんなに伸ばしても前の座席に当たりません。
窓ガラスもかなり大きく、沿線の景色や夜景を存分に楽しめる設計となっています。
車内ディスプレイからは前面展望も見られます。
また車内イベントも多く開催されていて、往路では長野県安曇野の伝統芸能を地元の方が見せてくださったりします。
信濃大町駅・穂高駅に長時間停車するので、駅近くの穂高神社へ参拝したり、駅回りを少し散策したり、乗るだけではなくその土地の雰囲気をゆっくり味わいながら旅をすることができる運転ダイヤにもなっています。
また列車には必ずリゾートアテンダントが乗務していて、沿線紹介やグッズ販売、などサービスをしてます。
また、運転経路やダイヤも工夫されており、各路線の景色を一番よくみられる時間に運行されています。これからの季節だと、復路で姨捨から善光寺平の夜景を見ることができます。
姨捨駅ではしっかり乗降扱いをする停車を行うので、今ではすっかり減ってしまったスイッチバックもこの列車で体験できます。
簡単に書くとこんな感じ。蒸気機関車だった時代、急な坂を上るにはこのようにジグザグに上ることで、全体としての勾配を緩やかにしていました。
姨捨駅などはその名残です。ちょうど折り返す部分に駅ができたので、今でもスイッチバックを行っているといった具合です。このような例は日本にはそこそこあります。
冬はめちゃくちゃ寒いですが、姨捨で写真を撮るなら空気が澄んでいる冬が一番良いと思います。
ここまで書くと、典型的なリゾート列車の内容かと思いますが、上にも書いたとおりこの列車は特急ではありません。
なので乗車券のほかに払う料金は、普通列車指定席料金。
すなわち、プラス530円払うだけで、この列車に乗って楽しむことができます。
極めつけは
18きっぷでも乗れるということです!!
値段とサービスのバランスがかなりよく取れていて良い列車なのですが、なかなか鉄道系ブロガーさんが乗ったとか、そういう話をあまり聞かないので今回ご紹介しました。
是非乗ってみると良いかと思います。鉄道好きでなくても観光として楽しめる列車かと思います。
2.883系特急ソニック グリーン車(日豊本線・鹿児島本線)
当ブログ2回目の登場になります。
言わずと知れたこの列車はJR九州の看板特急列車です。
1995年、福岡-大分を結んでいた特急にちりん高速化のために、最高速度130km/hの振り子式車両883系を投入。ソニックにちりんとして運行開始したのがこの列車の元でした。
それまでは非振り子式、国鉄型特急車485系を使用していたので、最高速度は120km/hでした。883系によって福岡-大分の所要時間は実質30分近く短縮されました。
引用元↓
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/08/JRkyushu485Nichirin.jpg
2003年改正以降、福岡ー大分間の特急はソニックに統一され、30分に1本の運転頻度で所要時間も上り下りともに2時間程度と、まさに爆走と言える走り方をしている特急です。
またJR九州ではネット予約等でキップをあらかじめ安く購入することが可能なため、競合する高速バスと比べると特急の方が30分程度早くて運賃もそんなに変わらないと、バス会社も真っ青の力の入れようです。
使用される車両のうち、883系は7両編成で、1号車(大分方面先頭車 ※博多ー小倉間逆向き)の半室はグリーン車となっていて、この車両がまた鉄道ファンの心をくすぐる良いデザインとなっています。
というか、883系、885系ともにJR九州が自慢にしているデザインの車なんですよ。広告にもよく出てくるので。まさに広告塔。
普通車客室↓
この客室、今では絶対考えられないような作られ方をしています。
リニューアル後はどうだか知りませんが、少なくともデビュー時はネジ1本まで既製品は一切使用されておらず、全て設計者が考えたものが使用されていて、ヘッドレストの形が列車のシンボルマークと同じ形をしていたり、照明も壁から生えていたり、ちょっと普通の列車とは違うかな~という雰囲気を全力で醸し出してくる列車です。
色んな列車に乗ってきましたが、883系はドアから入った瞬間にちょっと普通の列車ではないなと思うくらいインパクトのある車ですね。
またグリーン車客室前方にはパノラマキャビンという展望スペースが付いており、ここから運転台を眺めることが可能です。
グリーン車に乗らないといけないですが、こんなのはジョイフルトレインじゃないとなかなか無いですからね。特急でここまでするのはかなり異色な感じです。
運転士さんがマスコン握りしめて130km/h出すのも見られます。
パノラマキャビンはベンチになっているので、複数人でも使用することが可能です。
是非ご家族で楽しまれるのが良いかと思います。
僕のような大きなお友達は一人でも全然行っちゃいますが
JR九州の特急料金は、他社に比べて若干割安になっています。
B特急料金を全線で採用しているからなのですが、そのおかげで近距離でも特急を利用するハードルが低いかなと思っています。
また、乗り継ぎ割引なんかも利用されると、さらにお得に特急に乗れますし、JR九州には奇抜な列車がたくさん走っていますから、是非これを機に乗ってみるのもいかがでしょうか。
以上883系について、簡単にご紹介しました。ありがとうございました。
【終】
過去記事もぜひよろしくお願いします。