【石勝線完乗】【東鹿越】十勝から石狩平野をぐるっと一周。北の国から ~お散歩きっぷで特急に乗ろう~【19秋おさんぽ】
こんにちは。早くも二月でして、あと一か月もすれば暖かくなってくるのかと感慨にふけることが多くなったしののめです。夕方の海芝浦駅でたそがれたい。。。
過去に何度も訪れてはいます。都会の喧騒からすぐに離れられるし、聞こえてくる波の音がなんだか心地よくて、個人的には結構好きな駅だったりします。
平日の夕方がおすすめ。
さて、長くなりましたが前置きはこれくらいにして、今回は昨年秋に行ったお散歩きっぷ旅行です。ここまで何回かお散歩きっぷを利用しましたが、今回は新たなことに挑戦してみました。
千歳より9:06発、追分行き普通列車に乗車。当ブログでは、千歳~追分間の普通列車はもはや常連になりつつありますね。
1日当たり追分方面は6本ありますが、今回は2本目です。
南千歳を出ると安定のウッシです。
何回も乗っている割に、南千歳ー追分間をちゃんとご紹介したことがないので、またの機会にしっかりご紹介したいと考えています。
追分には15分ほどでつきますが、千歳を出ると南千歳、その次がもう追分です。駅間が長い区間でもありますね。当ブログでは3回目の登場。貨物輸送が多かった時代には、交通の要衝でした。
ここからは特急に乗って新得まで行きます。(特急スーパーおおぞら3号)
別途普通乗車券+自由席特急券1270円(ここフラグ)
詳しい方なら「え」と思うかもしれません。お散歩きっぷの規約にはきちんと書いてあります。
前回ご紹介したとおり、新夕張~新得間は普通運賃にて特急への乗車が可能な特例区間です。理由は普通列車が運行されていないからです。
ただし、今回のように、もし追分から通しで乗車する場合、別途に普通乗車券と特急券が必要になってくるわけです。じゃあどうするのか。
仕方ないので新夕張で一度降りて、後続の列車に乗りなおせばいいじゃない。
思いついたときは天才かと思いました。
前回できなかったので、車窓をご紹介。ずっとこんなんですよ。
自身初乗車だった、キハ283系のシートピッチはこんな感じ。足置きがありがたいです。
でもまぁこれで釧路まではきついなぁと思います汗
あと、ディーゼルエンジンで走る車両なので振動もさながら、変速時の前後振動が気になる車両でした。思ったり乗り心地はよくなかったです。国鉄型気動車特急はこんな感じだったんですかね。
すぐに新夕張に到着。降りないと不正乗車になってしまうので、いったん降ります。
少し時間があったので、夕張支線の廃線跡を見たりしていました。まだ1年くらいなので、自然に帰しているところも少なく、廃線マニアにはたまらない所でしたよ!
新夕張駅に戻り、次の列車に乗ります(特急スーパーとかち3号)
ここからは普通乗車券のみで特急に乗れます。
この石勝線、1981年開業と、かなり新しめの路線なんです。
道東方面からの高速輸送のため、線路はかなり高規格で作られていて、路線のほとんどは盛り土・高架・トンネルのいずれかなんです。
車窓も高い位置から見下ろすような形になることが多いです。
JR北海道の新型気動車特急、キハ261系のインテリアと合わせてご紹介します。
シートピッチも十分作られており、おそらく先ほど出てきたスーパーおおぞら用車両よりも広いです。
デッキも広く、扉も大きいのでバリアフリーにも対応、ということなんでしょう。
新夕張から新得まで1時間ほどですが、駅はたったの3駅です。通過する信号場は12もあります。
過去には最高速度130km/hによる高速運転もされていましたが、特急車両の酷使でトンネル内で火を噴き、火災事故を起こしすぎてしまったため、現在では最高速度110km/h、普段は100km/hほどで走ります。
十勝地方新得町に位置する、新得駅に到着です。西洋風の駅舎、趣があります。
え、バスじゃないかって??
そうなんです、なんと根室本線の新得~東鹿越間は2016年8月の台風10号による大規模災害によって不通になってから、3年半以上運転を再開していません。何でも、線路補修したりして災害前と同じように運行すると、毎年9億円ずつ赤字が増えていくようで。。。完全にお荷物路線と化した模様
おなじみJR北海道の挙げる、「当社独自では維持が困難な路線」トップ3の一角です。
地元観光バスで、道路を富良野方面へひた走っていきます。
狩勝峠からは十勝平野を一望できます。是非観光で訪れた際はドライブしてってくださいね。
1時間くらい走ると、新得の次の駅、落合に到着です。
。。。駅とは。線路も草に覆われてますし、自然に帰り始めてます。
復旧させるのは鉄オタの皆さんが思っているより困難な状況かと思われます。。
幌舞。列車がやってこなくなって、一番困っているのは地元の学生さんかもしれません。
1時間半くらいで代行バスの終着、東鹿越に到着です。
この東鹿越、廃止される予定?の駅だったようですが、台風によって急遽代行バスと列車の終着になることになり、皮肉にも廃止を免れたという面白い歴史を持った駅です。
周りには民家は無いです。
ぽつーーん。「北の国から」のテーマが流れそう。ここからはYouTubeで流しながら読んでくださいww
15:13発、滝川行き普通列車に乗車。
しばらく寂しい車窓が続きます。
下金山
布部。「北の国から」の有名ロケ地、1話で登場した駅がここです。
ここから先、日没を迎えましたので、車窓はわかりませんでした。
東鹿越から滝川まで、2時間ほど。石勝線開業前の特急ルートを堪能しました。
札幌に到着です。
今回は石狩平野と十勝地方を結ぶ交通をなぞるように移動して、勉強できたことも多かったです。
今回は単発になります。いつも見てくださり、ありがとうございます。